前回はPDCAそれぞれの本質とPDCAがうまく回らない要因についてお伝えしました。
今回はそれを踏まえ、PDCAをうまく回すために意識すべき留意点をご提案します。
P(=計画)の留意点
目標とそれを達成するための計画がしっかり連動するためには、計画立案に際し、以下の3つをチェックすることが必要です。
D(=実行)の留意点
計画の実行におけるの最大の敵は習慣です。習慣に囚われた行動は無意識になされます。一方、計画的な行動は意識しなければできません。ということは、いかに計画を常日頃から意識し続けるかがポイントです。
人間が無意識に抗って計画を意識するには、以下の2つが不可欠です。
C(=振り返り)の留意点
行動の結果を知ると、行動の中身に興味を失い、振り返りの意欲を失ってしまう。であれば、結果の前に中身を振り返るしかありません。または、行動即結果(例えば提案やクロージング)のケースでは、結果と同時に中身を振り返ることです。お勧めの振り返りは、以下の通りです。
A(=振り返りを踏まえた改善行動)の留意点
対策に関しては、まず、対策が必要なのか、意識改革が必要なのかを見極めることです。その判断を必ず行うことです。意識改革が必要なら、以下のように「自分と向き合う」時間をとることが必要です。
また、計画通りにある程度実行しているのに成果が芳しくないときは、やりかた・スキルレベル・計画の内容のいずれかに問題があるので、そこを見極めたうえで改善策立案または計画の修正を行います。
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