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PDCAの本質を踏まえた留意点①

PDCAの本質を踏まえた留意点①

PDCAサイクル図PDCAとは

PDCAを回せとよく言われるが、回さない人は多い。PDCAの有効性を理解していながら、回さない人も多い。なぜか?
そもそもPDCAを回すことは簡単なのか?
PDCAを表面的には理解できていても、本質を理解できておらず、
PDCAを回す上での落とし穴に気付いていないから、PDCAを回せる人が少ないのではないか?まず、よく言われるPDCAを確認してみましょう。
P=Plan (計画)
D=Do (実行)
C=Check (振り返り・反省・検証)
A=Action (振り返りを踏まえた改善行動)

したがって、物事を継続的に進めるときは、計画を立て、それを実行し、実行したら振返って、改善点が見つかったら、その対策を実行しましょう。

Pの本質

まず、P (=計画)についてです。
ところで、計画を英語にすると「スケジュール」と「プラン」がありますが、どう違うのでしょうか?
英和辞書を引くと、スケジュール (Schedule)…時間割プラン (Plan)…将来に向けた計画などと書いてあります。
つまりPDCAのP (=プラン)とは、単に行動を時系列で記した時間割ではなく、将来的な目的に向かって、その目的を達成するための行動計画なのです。ということは、Pとして記される行動計画は、そのひとつひとつが、直接的または間接的に、あるいは複数の行動計画が連動して、目的の達成につながるものでなければ意味がないということです。いかがでしょうか。このようにPの本質を考えてみると、P (=プラン)の意味を取り違えていたと気づかれる方もいらっしゃるかもしれません。単に「やるべきこと」の羅列になってしまっていませんか?

営業マン 例えば、顧客訪問一日3軒。
これがプランなのか、単なるスケジュールなのかは、目的次第です。
半年以内に顧客訪問軒数300軒を達成することだけが目的なら、立派な計画です。
しかし、販売実績目標達成が目的なら、この計画=達成となるとは考えにくいですね。
そして目的達成と関係ない行動は誰だってやりたくない。
だから、計画を立ててもついついその通りに実行しないという現象が出てきてしまう
のです。
これがPDCAを回らない、第一番目の要因ですと、ただこれだけのことです。
では、PDCAが回らない要因とは一体何なのでしょう?
PDCAそれぞれの本質を考えながら要因を探ってみましょう。

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